Chord Progression

Chord Progression

基本的にTSTとTDTになります。
TDTモーション多用がバップ、TSTモーション寄り(ドミナントモーションを感じさせない)がモーダルになります。

基本カデンツは2パターンTDTとTSTの2つしかありません。
TSDTは?とお思いですか?それは逆リハモで考えて省略すると究極この2パターン以外しかありません。



❗️基本コード+インターバル2度コードのみ

難しいポイントは、コードがインバージョンした時です。
そのためシンプルにインターバル2度だけを注意をして配置する。

オリジナルコード => インバージョンコード => オリジナルコードなど
通常コード=>2度インターバル=>オリジナルコード
2度インターバル=>2度インターバル=>オリジナルコード
などなど

インバージョンコードはシンプルに2度インターバルだけを追って2音だけで弾くと超簡単。
通常コードの7度インターバルの2音だけにすると逆に難しいので、そのまま弾く。

コードRoot追いで、下記のプログレッションを自由に弾いて遊ぶ。


Chords Progression

●ダイアトニックコードプログレッション
・1→ ALL
・5→ 1、6:トニック or 循環トニックw
・7→ 3、5、1:ドミナント or トニック(または転調)
・6→ 2、4、5、(3):サイドスリッププログレ+メディアント
・3→ 4、6、(2):サイドスリッププログレ+メディアント
・4→ 1、2、5、7:ドミナントモーション(141トニックループもあり)
・2→ 3、5、7、(4):ドミナントモーション
※2=4(サブドミ)、3=6(トニック)、5=7(ドミナント)Rootless Chordで同じ、同等と考えるとグッと楽になるw
Chords Progression.jpg



index_convert_20210412191006.png
Twentieth-Century Harmony 巨匠ヴィンセント・パーシケッティ本より

👍AXIS System = 巨匠パット・マルティーニ直伝 Diminishプログレッション

Screenshot 2021-11-03 at 21-04-39.png
AXIS SYSTEMです。
この図では隣、三角形で動くことを教えてくれています。
すべて無理なく、隣の音へ上下で動けます。

AXIS SYSTEM、プログレッション理論はこの図で全部解決w



Barry Harris Method Ⅱ-Ⅴは2軸連接コンディミで覚えると楽

バリーハリスメソッドの通りにⅡーⅤ進行。
ブラザーシスターシステムとはまあ裏コードですw

もちろん裏コードはⅤコードで使います。

BarryHarris251.jpg
The Barry Harris Harmonic Method for Guitarより

Ⅱm7=Ⅳ6
Ⅴ7=bⅥm6&Ⅱm6

こうなります。
いきなりbⅥm6は指、サウンド的に結構難しいのですが、Ⅱm6ならDimは統一されているしサウンド的にも簡単だと思いますw

最初の25進行は、Ⅳ6ーⅡm6が優しいのでこちらで練習していきます。

😆バリーハリスメソッド:Ⅱ|Ⅴ = Ⅳ6|Ⅱm6

これならサウンド的(インサイド)にもフィンガー的にも優しくかなりしっくりくるw

全部の2度インターバルを連続してみるとw

Ⅵコンディミになる👍

😆グレート Ⅵ コンディミ=Ⅳ6+Ⅱm6+bⅥm6

Ⅳ6+Ⅱm6+bⅥm6の全部入り2度インターバルはⅥコンディミを覚えればバッチリ👍

コンディミが丁度コードトーンになっているのでそのままスケールトーンを適応すればOK。
これでどこにジャンプしてもエニーキー全部丸々超簡単w


でも中入れDiminishはコンディミに入っていないので、3ディミニッシュ全部使うことになる。

あとインバージョンを覚えるなら17統一で覚えたほうが楽。


😆Ⅱ|Ⅴ = Ⅱm7|Ⅶφ&Ⅳφ


インバージョン練習がかなり楽になるw









オープンボイシングコンセプト Rootless Chords Concept

❗️ソロで弾くときはベース重要。
鍵盤ポジション 内容
左手 17、71
右手 旋律、コード
リズムカウント ❗️心の振り子を身に付けて行く



  • 17ベース弾きオープンボイシング
鍵盤ポジション 内容 KeyC Ⅱm
左手 A137、157、B713、571:Ⅱ-Ⅴ=37 トーナルⅣ軸 DFC,CDF
右手 Rootless Triads Chords:3、5、7、9・・・ F,Am,C,Em・・・
右手 Barry Haris Method Rootless Triads Chords:251=4、b6、5 F,Abm,G



左手Rootlessの場合
・Aパターン:3572
・Bパターン:7235



  • Mode Scale適応
●トニック
ガイドトーンがベースになります。
そしてトニックはアウトしない。
メジャートニックはイオニアン、リディアン。
マイナートニックはドリアン、フリジアン。


●サブドミナント
メジャーサブドミナントはドリアン、フリジアン、エオリアン。
マイナーサブドミナントはロクリアン、ロクリアンN9、ロクリアンN13


●Mode Scale Major Change
Dorian =Ⅰ
Phrigrign=Ⅲb
Aeolion=Ⅳ

Ⅱ=Dorian、Paralell、Rootlessでまんまですね。
ⅤはAllテンションでアウト感出すならシフトでフリーでもかなり楽に素晴らしい響きが得られる。


  • 使い方はもちろん師匠マーク・レビン ピアノブック本の通り。
●Voicing基礎:SW+4th+US
・4th Chords
・SW Chords
・UST Chords


❗️困った時の三つ 説明 奏法
テトラ 分けて考える。 ガイドトーン+テンション
軸音、AXIS 軸で考える。 25:37同一音=Ⅳ軸
インターバル 隣を考える。暗記。 2345インターバル





曲コードの数値化表記 iReal Proの活用

表示を数値化しておけば、得意なキー、エニーキーで演奏が簡単。
曲全体の構成と転調、全てがわかりやすく表示されます。

Geogia On My Mind.jpg


  • 参考図書
ジャズ・ハーモニーを理解するための 改訂版 ヒアリング・ザ・チェンジ

914eqSFmUxL.jpg



曲にMode Scale適応

❗️Ⅱ Chords:Root Melodic Minor b7 = Dorian = Ⅱ 7th Ionian


●Georgia On My Mind
いくつメジャースケールがあるか数えてみましょう。

Chords Scale
1M 5Major
7m|3 6Major
6m 5Major
4mb|7 b3Major
3m|6 2Major
2m|7 1Major
#4m|7 3Major

Majorはこれだけですね。あとは7thチェンジのところはオルタードチェンジすればいいとして12b3356の4つのスケールをチェンジして使います。


●モードスケール=ミラースケール

上記はdorianですが、Phrygianを弾くなら隣のWhole Tone1DownズラしたMajorにするだけすねw
ここがモード=ミラースケールを適応します。

Mode Interbal Scale
Mixolydian 4度下 1Noteアウトした同系統のMajor
Dorian 1度上 2Noteアウトした同系統のMajor
Lydian m3下 3Noteアウトした同系統のMajor

なので同列系列でアウトさせるだけと考えておけばOK。

Phrygianだけは別系統。




  • ミラースケール ALL Mode
ミラーインターバル Mode
2度 Dorin
3度 Phrygian
4度 Lydian
5度 Mixolydian
6度 Aeorian
7度 Locrin





毎日のエニーキートレーニング

そしていきなり究極の練習法を書いておきますw
ちゃんとやるようにw


  • スケール基礎練習
Steps スケール基礎練習内容 ※全てエニーキーで練習
Step0 メジャースケール
Step1 ミラースケール モード
Step2 b9 Alt Diminish スーパーロクリアン(Ionian b9)
Step3 ジェリーバーガンジーメソッド メカニカルファミコン
上上下上パターン+音配置バランス123


  • コード基礎練習
Steps コード基礎練習内容 ※全てエニーキーで練習
Step0 ダイアトニックコード
Step1 セカンダリードミナント A137、B713 ABインバージョン
Ⅱ:1b67、Ⅴ:713or4
Ⅱ:157、Ⅴ:713or4
Ⅱ:167、Ⅴ:713or4
※Ⅴは12Note使えるので自由。
Step2 バリーハリスメソッド 25インバージョンと考え2軸で気楽に自由に弾く。
Step3 ミラーモード ポリコード、ペダルetc...


  • バリーハリスメソッドによるブロックコードスケール練習
Steps ブロックコード習得基礎練習内容 ※全てエニーキーで練習
Step1 メジャースケール
Step2 2音メジャースケール
Step3 内声追加
※正確にはバップスケール。メジャースケール+b6。
※あとはメロマイ=スーパーロクリアン=Ionian b9+b6も練習。






リハモの法則性

基本的にリハモは3つのパターンに分類されます。
パターン 説明
AXIS型 裏コード、AXIS System(裏コード、クロマティック)
トーナルチェンジ型 一時転調、トーナルチェンジしてプログレッション(セカンダリードミナント)
Rootless型 Rootを省略(ガイドトーン軸のRootless 36=73 例:Fm7=Fm6=Bb7)

これらのパターンのいづれかになりますので、どれだろうか?と考えて理論書を読めば理解が深まります。

一時転調プログレッション(近親調、セカンダリードミナントなど)

一時転調とは、トーナルであるトニックが一時的にチェンジし、転調することで、転調先のプログレッション適応される古くからあるリハモです。

コード 属性音 プログレッション
Tonic All Chords
Dominant(sub)
Tonic、Dominant Ⅱ、Ⅳ、Ⅵ(Domi)
Sub Dominant Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ
Dominant Ⅰ、Ⅲ、Ⅵ
Tonic、Dominant Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ


セカンダリードミナント適応
とても素晴らしい響きがします。

Ⅰ:ⅠーⅤ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅶ7-Ⅲm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅳ:Ⅰ-Ⅰ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-Ⅱ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-#Ⅳ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ


C5th.jpg


一時的転調はそのコードをトニック転調で使います。
セカンダリードミナント、近親調一時転調チェンジなどがあります。

上記のプログレッション表に合わせて動きます。
例えば、Ⅵ Tonicとして4度上はⅡM7そしてⅥ Tonicへ戻るなど。

セカンダリードミナントもこのパターンですね。
例えば、Ⅵ Tonicとして2度上はⅦm7そして5度上はⅢ7そしてⅥmのTonicへ戻るなど

とても素晴らしい響きがします。
Ⅰ:ⅠーⅤ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅶ7-Ⅲm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅳ:Ⅰ-Ⅰ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-Ⅱ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-#Ⅳ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

○セカンダリードミナントをAXIS Changeしてみましょう。
まずは裏コードと呼ばれる180度の対極軸(Opposite AXIS)にあるものです。

Ⅰ:ⅠーbⅡ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-bⅢ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅱ:Ⅰ-bⅢ7-Ⅱm7-bⅡ7ーⅠ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅳ7-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ-bⅤ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-bⅥ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-bⅦ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-Ⅰ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ


セカンタ_リー・ト_ミナント.jpg

モーダルプログレッション

Modal p.PNG
短三度下からのコードを弾けば、モーダルプログレッションなる認識になります。
確かに斬新な展開で素敵な響きになりますw

モーダルプログレッションはこちらが正しい理論となり、今後はSD、D、T=432プログレッションが認識を正して、弾くことにします。


スーパートニックがⅡmと言えば、クロマティックメディアント。
w8dnr.png





ノンガイドトーン:モーダルBlues

So WhatとImpressionコード

学ぶならこれみたいな曲がMaiden Voyageです。



  • Maiden Voyageコード
Ami7/D | | | | Cmi7/F | | |
Ami7/D | | | | Cmi7/F | | |
Bbmi7/Eb | | | | C#mi9 | | |
Ami7/D | | | | Cmi7/F | | |

Rootlessコードになりますので5度下のバスがRootになります。

  • Maiden Voyage F7オリジナルコード
D7 | | | | F7 | | |
D7 | | | | F7 | | |
Eb7 | | | | Eb7 | | |
D7 | | | | F7 | | |


もちろんこれはWikiに書いてあるようにSo WhatやImpressionと同じ曲です。

  • So Whatオリジナルコード
G7 | | | |
G7 | | | |
G7 | | | |
G7 | | | |
Ab7 | | | |
Ab7 | | | |
G7 | | | |
G7 | | | |

ですね。

ただし、この表現はあまり使われない、説明されないのは、7thという固定概念が先行してしまうため、あえて7thであるとは言われない。この説明をしてしまうとモーダルではなくなるためw

しかし、まあオリジナルはこれである説明を加えるなら下記になります。

Drop2、3コードのようにバス配置がDrop配置です。
RootlessコードですからP5下配置トーンはRootです。
Root軸で見ると、インターバルはちょうど両脇2+m3の関係です。

そしてやはり注目するべき箇所はガイドトーンと7thコード特有の#4度インターバルがない。

ノンガイドトーン=#4なしですw
ドミナントを感じさせない秘訣ですねw

モーダルはこれまでのトーナリティ、トライアドコード感を一切感じさせないようにしている。
トライアドの旨みをリードに移行したサウンドですねw

・Quartal Voicing(ノン3rdインターバル)
・ノンガイドトーン=#4
・Rootless拡張とクラスターコード

これがまあモーダルジャズのスタートになるのでしょうか。

この5度上マイナーの5m/Rは、もちろん7thコードで使えるので、7thコードのリハモでバンバン使われています。
これを覚えて置けば、この5度上マイナーコードとDropボイシングをいつでも使うことができます。




やはりブルースということを忘れずに正しい解釈はこちらかと思うw

❗️ガイドスケール=ドミナントの5度上マイナースケールチェンジ=ブルーススケール



ガイドスケール:ディミニッシュブルーススケール

とりあえずガイドブルーススケールのエニーキー対応まとめ

コード ブルーススケール
Ⅰm|Ⅳ7 1 Blues Scale
Ⅱm|Ⅴ7 2 Blues Scale
ⅠM7|Ⅵ7 3 Blues Scale
ⅣM7|bⅦ7 4 Blues Scale
Ⅴm|Ⅰ7 5 Blues Scale
Ⅵm|Ⅱ7 6 Blues Scale
Ⅶm|Ⅲ7 7 Blues Scale
bⅥm|Ⅶ7 #4 Blues Scale

❗️2minor Root=Blues Scale


2mルートのブルーススケールですからメロマイのままですねw
メロディックマイナーのいつもの答えになりましたw
まあメロマイをブルーススケールにした方が色々といい感じなんでw

なのでドミナントはディミニッシュ進行のブルーススケールチェンジするとⅣ Dorian=Blues Scaleにもなりますね。
ブルーススケールはPhrygian=Lydianにしてもよし。
サイドスリッピングもあり。
書いてみると簡単ですねw






ーーーーーOld

  • 古典と前衛のコードプログレッション概念
Chord Progression トニック サブドミナント ドミナント
Functional Progression CMaj7、Em7 Dm7、F maj7 G7、Bm7b5
Rootless Modal Progression G7、Bm7 Am7、Em7 Dm7、FMaj7
Rootless Modal Progression D6、GM7 AbM7、Eb6 CM7、BbM7、Dm7

古典的なコードプログレッションはAXIS Systemを使えばセカンダリードミナントなどの理解が早まる。
これ以上は説明は書籍を読んでください。

しかし、コードプログレッションは説明するとその通りにしようとするため、お勧めしません。
コードを弾くなら、まずコード名や今弾いているコードなんて考えるのは一切不要、適当にミストーンなく、押さえれば良いだけ。

コード弾きするならミストーンに注意して、好きに押さえろで終わりです。
好きに押さえろはまず耳で聞いてこの響きが素晴らしい、好きならそれでOKです。コード名?なんやろな?知らんwそれで何も問題ありません。
もちろん弾くための簡単なルール(コードスケールとアドリブスケール)と己の耳と好みの問題などもありますので、私なりのルールと好み、ミストーンについてはバッキング・コンピング参照。

しかし、コードプログレッションが本当に役に立つのは、アドリブで必要のためと考えてください。
コードプログレッションはアドリブ演奏・分析で使うものです。

❗️上記表の古典ダイアトニックコードスケールを使ってアルペジオ弾きするだけで十分かっこいい。

その他にもたくさんの本に、アドリブ用に用意されているこのコードにはこのスケールを使え表みたいなものを使えといったものを使えば良いわけです。もちろんコード弾きにも使えます。
しかし、ここではオールドスタイルのコードプログレッションの通りに進行します。まずは基本モードに忠実に。

Rootless Chord Progression概念

251をRootless 6コードチェンジをしたとき

コード 6コード メモ
ⅠMaj7 1、5 キー表記
Ⅱm7 1、4、5 キー表記
Ⅴ7 2、5、b6 キー表記
上記の6コードDrop2 Voicingが使えることになります。

Chord Progression トニック サブドミナント ドミナント
Rootless Modal Progression D6、GM7 AbM7、Eb6 CM7、BbM7、Dm7

このようなチェンジが使える理由は、まずモードスケールであること、そしてRootlessになります。
モードスケールで考えた時、これまでの固定観念である通常の13コード概念を捨てて、SVTはモードスケール上にあるものは全てのコードに適応できると考えましょう。
そしてルートを抜く。通常の古典ルートコードは13なので、それより上にあるコードトーンを根音として扱います。
これだけ。

初心者の人は、もっとシンプルな枯葉で試してみましょう。
アドリブは、思いっきりディミニッシュを効かせて弾きましょうw


Giant Steps Rootless Chord Change

上記の251チェンジでRootless Chordチェンジを実際の曲に適応。
251の代表曲であり最高峰Giant Stepsで6コードチェンジしてみます。
所々説明が端折られていますが、基本細分化25は5のみで考えることも可能。
基本Giant Stepsのコード進行はⅤ-Ⅰのみと考えます。

ペンタと6コードにはピッタンコかと。

Original Chord
Key 2 5 1
Eb Fm7 Bb7 EbM7
G Am7 Cb7 GM7
B Cm7 Fb7 BM7

●Rootless Chord Change

Key 2 5 1
Eb B6 Bb7 Bb7
G Eb6 Cb7 Cb7
B G6 Fb7 Fb7
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→b655チェンジ。

Key 2 5 1
Eb B6 B6 Bb7
G Eb6 Eb6 Cb7
B G6 G6 Fb7
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→b6b65チェンジ。

Key 2 5 1
Eb B6 EbM7 EbM7
G Eb6 GM6 GM6
B G6 BM7 BM7
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→b611チェンジ。
以下省略。

Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→222チェンジ。
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→111チェンジ。
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→555チェンジ。

b622、b611、b655・・・・と組み合わせは自由。
NGは1→b6だけは無い。


Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→222チェンジ。
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→111チェンジ。
Rootless Chord Chanegeを数値化すると251→555チェンジ。

b622、b611、b655・・・・と組み合わせは自由。
NGは1→b6だけは無い。


●上記チェンジ内容まとめ
b6度チェンジがトーナルチェンジ。
Ⅳ Dorianを考えればいつでもトーナル チェンジ可能。

コード パターン
51 オリジナル
11 トニックオンリー
15 逆転
55 ドミナントオンリー
b61 トーナルチェンジ
b65 トーナルチェンジ
あと2 Lydianチェンジもありますが省略。

❗️いつでも2つのトーナルが使える、正規トーナル正規トーナルドミナント。

●各6コードスケールごとのまとめ

スケール認識と重複箇所
B15、B4、B23の表記は黒鍵をCから数えた表記
ディミニッシュのこと。

1 2 5 b6
G A D Eb
Eb F Bb B
B C# F# G

- Dim Borrow
G Eb:B23 D:B4
A F:B4 E:B14
D Bb:B14 A:B23

- Dim Borrow
Eb B:B4 Bb:B15
F Db:B15 C:B23
Bb F#:B23 F:B4

- Dim Borrow
B G:B15 F#:B23
C# A:B23 G#:B4
F# D:B4 C#:B15



コルトレーンチェンジ

ここでやっとコードプログレッションらしい単語の登場ですが、あのお決まりのトライアングルの説明はしません。

コルトレーンチェンジの真の意味はShiftingになります。

コルトレーンサークルと言われる巨匠ジョン・コルトレーンが書き残したものです。
ColtraneMemo1.jpg

Rootless Chordチェンジで6コードチェンジを適応すると各コードの重複した無難なチェンジだけでそろえると125b6チェンジが可能になります。


Giant Stepsのコルトレーンのコピー譜を使います。

251単位でコピー譜の調合だけを拾い読みしてみましょう。
コルトレーンはスケールトーンしか使っていません。所々クロマティックは出てきます。

動画はBb譜面のため、1度下がっていますが、調合だけ読み取ります。
Shift+<で再生速度を0.25、0.5で遅くします。
Shift+←で5秒巻き戻せます。
Space再生、ストップ

❗️youtubeを使ったスロー再生はアドリブコピー、耳コピーに役立ちます。

次のことが読み取れます。
・15はMode範囲内です。
・bⅥチェンジすると次のトーナルを重ねることが可能。これでShiftingできるということになります。
・ⅡチェンジはLydianなので使えますが、#4は使っていません。これがMode適応になります。

❗️Giant Steps:G,Eb,Bを125b6の組み合わせで6Chord Drop2 Voicing Arpeggio.

ColtraneCircle8.jpg

コンディミは2つガイドトーンなしとガイドトーンありの2パターン。

・GideToneなしUSTあり:ガイドトーンへのクロマアプローチ。
・Gide ToneありUSTなし:USTへの クロマアプローチ。

2つ使って、どちらでもクロマで動く。




Coltrane Change アドリブ

上記のコルトレーンのアドリブからアドリブ分析します。

コルトレーンは6コードからペンタトニック へ切り替えました。6コードのクラスター化で2ndを入れた。
そしてもう1つModalの適応。Modeスケールトーン以外の音は除外。Dropディミニッシュ、Drop Lydian。

それに伴い、演奏スタイルが変化。
基本的にモード以降の曲はホワイトノート以外の音は使われませんが、テンションはGiant Stepsのようにシフトさせて使われる。
Giant Stepsのホワイトノートのスケールチェンジポイントは、ホワイトノートを参照。

スケールトーン以外のディミニッシュトーンは使わず、ホワイトノートだけのディミニッシュトーンを用いることにより、これまでのディミニッシュ感が無くなり、バップフレーズカラーのようなものは消え去ります。ディミニッシュは2つ使えるとして、外れているトーンをDropして抜けば良いだけ。Ⅱ Lydianも同様。

Ⅱ Lydianやディミニッシュトーンはアプローチネタになりますので、アプローチ方法は多い方が都合が良い。
Lydian、ディミニッシュをそのまま弾けばバップ調。Mode感を出すため音を抜くならDropしてそのまま弾かなければ良いだけです。
あとクラスターなので、アルペジオ基準のターゲットノートに向かってスケールで移動。アルペジオ感を払拭しています。

Giant StepsがModalである説明とModeの理解、そしてDrop2の重要性の理解も増したことだと思います。

しかもそれがコードプログレッション、コルトレーンチェンジで理解させてくれる図書なんて見たことも読んだこともないw

そして前衛音楽がなぜShiftできるのかの説明も込みで、全てコミコミの全部入り。Giant Stepsは本当に色々なものが詰まっています。

コルトレーンチェンジは251のマルチトーナル センターキーと理解していても、251をトーナルだけで弾けと言われてもコルトレーンのような演奏は出来たでしょうか?誰もが試すはずですが、あんなに凄い演奏はできないw


スーパーインポーズ Ⅳ Dorian :Shifting

基本的に上記内容のコードチェンジと同じ意味です。
一般的にはこのⅣ Dorianが認識されています。

スーパーインポーズ を使えば合理的にズレた演奏が可能になります。

- Ⅳ Dorian Tonic same Note
G C Dorian Eb
Eb Ab Dorian B
B E Dorian G
リーブマン巨匠 クロマティックアプローチ ハーモニーとメロディー本より

基本Giant Stepsのコード進行はⅤ-Ⅰのみと考えます。
バーラインシフト(Bar-Line Shifting)でTonicまたはⅤコードどちらかで使えばフワフワした感じになります。
どちらでも使えるので、きっちり弾かなくても良い。



 

  • 最終更新:2023-10-03 09:06:38

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